線引き

「一線は超えていない」

ある議員が不倫疑惑の際に言った一言である。

一線とはなんぞや、どこで線引きするのか。

 

さて、大阪FM802で開始される「802 Palette」

番組趣旨は「J-POP/J-ROCKの枠を超え、アニメ、ゲーム、ネットアーティスト、カラフルな音楽との出会いを描く3時間」とのこと。

選曲に意識し、特定のアーティストは流さない方針だったFM802でアニメソングを取り上げることは何事かという声が挙がっているわけで、アニメソングについては、同じJFL系列のノースウェーブが「Anison-R(現:Anison-R 〜マンガ・アニメ研究部〜)」をJFL系列で初めて放送したとのこと(wikipediaによる。このことが本当ならば、申し訳無さを感じる)。

 

「Anison-R」開始時は、アニソンって正気かと思ったのだが、これも線引きが厳しく、個人的にはアニメソングはありだと思ってた。アニメソングをナシとしてしまうと、当時放送されていたK-POPの番組はどうなんだとかキリがなくなってしまうので。

また、おそらく番組開始当初は、スポンサーの関係もあってのスタートだったためか、そんなに浅く取り上げる程度だったのが、中高生リスナーが増えたからか、開始1年後に今のタイトルに変わり現在の時間帯に変わる。シフト勤務もありその頃から聴けなくなってしまったのだが、そこから、アニメのキャラクターを絡めた主題歌が多くなったりニコニコ動画の踊り手のコーナーなど、中高生リスナーを意識した編成になった気がする。

 

何が言いたいかというと、アニメソングを流すのはアリ。別番組を担当しているアーティストがアニメの主題歌を流すケースだってあるから。ただ、一歩間違えるとなりふり構わずアニメの主題歌を流しているからという理由で乃木坂46ももいろクローバーZといったアイドルを流して(Twitter見て絶句した)、SAPPORO HOT100でもランクインしているアニメの主題歌はそっちのけというようなことはナシということ。少しは局のカラーを意識して選曲してほしい。

ちなみに、在札アニソン番組の中で「Anison-R」はまともな方というツイートをみて、シメるぞと思ったことはスルーしてください。

 

というわけで、本当に今のFM802の状況が悪化することを危惧しているのであれば、声を上げ続けるしか無いです。アニメソングだからと言って、邦楽だけではないのだから。「ジョジョの奇妙な冒険」なんかそう。ウィキペディアを見ると、エンディングに洋楽が使われているケースもあるあら。

www.youtube.com

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ちなみに、2007年から2009年にかけてノースが迷走しており、2007年春に「SAPPORO HOT100」が2時間半に縮小された結果2008年3月に終了。2008年4月に大きく改編する半年で大ゴケ(そのうちひとつの番組は1ヶ月も続かず放送終了)。あのときは掲示板やmixiのコミュニティでのリスナーからの批判が続出していたので、それがFM802のリスナーでも起きつつあるのかと。