よぎった不安。

リスナーが戦々恐々とする秋の改編期を迎えました。

主な目玉としては、名古屋RadioNEOと福岡crossfmが大きく編成を変えるということ。そちらに気をとられていたところ、広島RCCラジオでSTVラジオの「MUSIC★J」がネットされるということに驚き(去年の日本シリーズHBCが自社スタッフを広島入りさせる一方でRCC制作解説の中継を放送した事があるからテレビの系列は違えど納得が行くことなのだが)。

そんな中、不安をよぎったことがひとつ。

それは、FM802で長年DJを担当していた久保田コージさんのFM802卒業。

彼の人物像や番組はわからないのでコメントすることは難しいが、かつて2008年から7年間「OSAKAN HOT100」を担当していたDJであり、先月まで担当していた「Beat Diffusion」は洋楽中心のもので洋楽を好むリスナーが集っていた模様。

ただし、今回の「Beat Diffusion」の終了で、近年邦楽中心の編成がさらに邦楽寄りになるのではと危惧しているリスナーも少なくなく、来年で30周年を迎えるFM802がどのような編成に出るかということで異を唱えるリスナーも。

 

そんなコメントを対岸の火事の如く他人事のように見ていた矢先、いきなり訪れたノースウェーブのDJ、潮音さんのノースウェーブ卒業。

奇しくも彼女も、2003年4月から4年半「SAPPORO HOT100」を担当し、先月まで放送していた「afterglow & beyond」は、金曜の夕方に落ち着いた選曲とDJの潮音さんのトークが気に入っていて職場から行きつけの場所へ向かうときに聞いていた。そして、「Urban Hype from NYC」、「倶楽部 S.O.S.」 といい流れ(その後がTRANSIT NIGHTだったら良いんだけど)と思っていたのに。

そして、後番組が金曜の夜、そしてやってくる週末を楽しむ人々に送る3時間「FEEL ON THE STREET」( http://www.fmnorth.co.jp/pro.asp?PID=854 )と知り絶句。今までのイメージを覆すものだったのでどうなのだろうかと。

今年から「HAPPINESS」というキーワードを掲げ、感謝週間などを展開しているノースウェーブSNSと連動しやすい環境をつくれているのはいいことなんだけど、音楽よりもリスナー確保に行ってるのでは。そう感じた次第である。

来年で開局25周年を迎える中で、札幌のミュージックステーションを語る局の中から洋楽を語れるDJが育っているのか。別に洋楽を流すだけなら誰でも出来る。ただ、その楽曲の情報やアーティストの人物像、それを語れるDJがどれだけいるだろうか。これはノースだけではなく前述のFM802の若手DJ層にも言えるのではないだろうか。

 

とまぁ、不安はありますが、批判は極力避けるスタイルではある。

新番組「FEEL ON THE STREET」担当加藤ジュンさん、おかえりなさい北海道へ。静岡・湘南での経験を活かし是非新たなノースウェーブの顔になってください。